元の環境は残す → 外付けSSDでOSをメジャーアップデート
手持ちのiMac Late 2012のOS X Mountain Lionが流石に古すぎて色々しんどくなってきたので何とか延命できないかと思い、出来る限りOSをアップデートすることにした。
最新OSにアップデートするだけだが、経年劣化の激しい内蔵のFusion Driveを直接書き換えるのはリスクが高いし、保険の意味でも内蔵Fusion Driveはそのままにした方が良いと判断した。
というわけで【 外付けSSDにインストール → 外付け起動 】を選択した。
ところが、、、想像以上に手間がかかったのでまとめておく。
macOS のインストーラーをダウンロードする
iMac Late 2012は最新の macOS Catalinaまでギリ対応。
次は崖から落ちるだろうな…
macOS Big Surもそろそろ出そうだが、何も分からないのでスルー。
ただしCatalinaを導入したくない理由がいくつかある。
- Mountain Lionからはmavericks以降のOSを介さないとCatalinaへはアップデート出来ない。(Mountain Lion → mavericks以降のOS → Catalina。うん、めんどい)
- 32bitアプリが動かない。
- 後述のAPFSでしかフォーマットできない。
- そもそも不具合多いなどよろしくない評価が多い。
ところがApple十八番の旧バージョン切りで、通常の方法だとMojaveインストーラー本体をダウンロード出来ない。
結論から言うとこちらの記事を参考にターミナル経由でダウンロードすることが可能だった。
Fusion Drive → 外付けSSD → OS上書きインストールでいけると思いきや…
iMac Late 2012はギリUSB3.0に対応しているので、後はUSB3.0対応の外付けSSDに環境を移してMojaveにアップデートするだけである。
具体的には
・本体のFusion Driveは旧環境を残しておきたいのでそのままにする。
↓
・MacのOS含めた環境丸ごとバックアップで便利な、カーボンコピークローナー(以下CCC)で外付けSSDに現環境をコピーする。
↓
・外付けSSDから起動し、Mojaveにアップデートする。
↓
・本体は旧環境で保存した上で、外付起動用のSSDは最新。
↓
・理想的環境が爆誕!!
・・・のはずだったが、ここからが問題だった…。
Mojaveは強制的にAPFSフォーマット
最近のMacOSフォーマットは、従来のHFS+(Mac OS拡張)を選べず最新のAPFSへ強制的にフォーマットされる。
APFSは古いiMacとの相性が未知数な上、こらまたよろしくない評価が多いので出来ればHFS+でフォーマットしたい。
しかし直接インストールしてはAPFSフォーマットになってしまうので別の方法を考えるしかない。
CCCを使えばコピー先のフォーマットは書き換わらない
CCCを使うと、元になるHDDやSSDのフォーマットに関わらず、コピー先のフォーマットのまま内容を移行することが可能だ。
仮に上書きインストールしたMojave環境を、CCCで別のSSDに移行するとこうなる。
今回は元の環境を残しておきたいので、中継役として余っていた外付けHDDを使った。
これで本体に旧環境を残したまま、外付けSSDに全データを移しながらも新OSにアップデートすることができる。
それなりに手間だけどこだわる人は是非トライして欲しい。
ちなみに、クリーンインストールだと、適当な外付けHDD・SSDにMojaveを入れる → CCCでまた別のSSDに移行するだけなので超簡単。
本体のFusion Driveも外付けのようにマウントされるのでデータの引っ越しも楽ちん。
アプリのライセンス関係とか環境を整えるのはめんどいけどね。